教会の歴史

プロローグ)先がけとなった2組の家族の転居

開所式における牧師就任式

・1980年10月、千葉栄光教会員であったHファミリーが成田ニュータウンに転居。

・同年12月には神崎教会員であったKファミリーが同じく成田ニュータウンに転居。

・新東京国際空港(成田空港)の開港に準じて開発された巨大な成田ニュータウンに同時期に2組の家族が転居したことが成田ニュータウンにホーリネス教会を!〟という教区内のビジョンに繋がりました。

・1984年4月29日の教区総会で正式に成田の開拓を推進することが決議され、更に翌年には日本ホーリネス教団の指定事業となり佐藤義則師と田村具子師が任命されました。

・開拓に向けた準備の中で忘れてならないことは、フランシス・マーサデイビス師夫妻によって開かれた「HELP英会話教室」です。

・1983年9月30日から2年半の間、信徒宅で開かれました。そして特筆すべきはこの教室では英会話だけでなく、佐藤牧師による聖書メッセージが語られ、福音の種が成田の地に蒔かれたことです。

2)記念すべき第1回集会

・牧師を迎えての本格的な開拓伝道は、玉造2丁目に佐藤牧師が仮集会所として一軒家を借用した1985年3月から始められました。
・そして1985年4月3日仮集会所において第1回祈祷会が持たれ9名が集い、聖餐式が行われました。この集会こそが成田教会の誕生、創立の日となりました。

3)最初の礼拝はイースター

第1回礼拝式の式辞

・1985年4月7日、主の復活を祝う佳き日に最初の礼拝が捧げられました。出席者は12名、日曜学校には6名が集いました。

・4月15日、教区の成田開拓委員会にて教会の呼称を「ナリタ・コミュニティ・チャーチ」とすることが承認されました。(地域に根ざし、地域を愛し、地域に仕える意味を有し、国際都市に相応しくカタカナ表記としました)

4)教会堂の建設に向けた歩み

・開拓開始後に教会が目指したものは教会堂を立ち上げること・・・。一軒家の借用期間は3年、1986年10月に現在の土地(184坪)を購入しました。

・しかし、購入した土地は市街化調整区域にあたり会堂建設には県の許可が必要でしたが、陳情も空しく市役所の許可が下りない中、明治時代に「松崎の地に教会があった」と云う合理的な理由によって許可が認められました。

・更に、埋蔵文化財指定区域内にあることから発掘調査を行った際、H兄が土器を発掘、通常2~3年はかかる調査を神様は僅か4日間で終えてださり1987年3月18日、正式に開発行為と農地転用許可が下りました。

5)丘に建てる十字架・・・ 青い屋根が印象的な教会堂が完成

落成間もない教会堂全景

・1987年10月11日、前日引渡されたばかりのピカピカの新教会堂で記念すべき第1回礼拝(36名)、日曜学校(生徒のみ56名)が開かれました。

しっかりした芯柱が使われています(通常の1.5倍の太さ)
棟に十字架が立てられる(1987年7月30日)

6)チャペルコンサート

第22回チャペルコンサート 岩淵まこと・由美子さん(2009年)

・1988年9月17日、関谷裕子氏をお招きし行われた第1回「チャペルコンサート」。

以来、冬の風物詩としてすっかり定着し、未信者の方々を中心に毎回多くの来場者が教会を訪れています。

※現在は新型コロナウイルス感染拡大のため休会中。

7)教会墓石完成

ラザロ霊園教会墓地

・長年の懸案事項であったラザロ霊園教会墓地(千葉県柏市)を整備し、2003年9月13日に重厚感あふれる教会墓石が完成しました。翌14日には召天者記念礼拝が同霊園で行われました。

8)聖歌隊の活躍

公津の杜ユアエルムにおける聖歌隊賛美(2005年12月23日)

・イースター等で披露される『MAN OF DESTINY』やクリスマスの定番『光なる主・平和の君』は小松栄三郎勧士の訳詩による本格的なコーラス。

・2005年12月より「公津の杜ユアエルム」でもその美しいハーモニーを披露することとなり、訪れた多くの買物客と共にクリスマスの喜びを分かち合っています。(現在も継続中)

9)教会から徒歩圏内に新駅『成田湯川』駅開業

開業当時のポケット時刻表に掲出された教会の広告

・2010年7月17日、成田空港と都心を結ぶ京成成田スカイアクセス線成田湯川駅が教会から徒歩圏内に開業。(徒歩10分)

※現在ではショートカットルートも造られ半分程度に縮小されました。

10)創立30周年を迎える

・2020年4月に、成田教会は創立35周年を迎えました。

・私たちの教会は常に時代に対応し、様々な取り組みを行って参りました。そして、振り返るとこの地に教会が建てられから37年の歳月が過ぎました。

・教会の年齢も壮年期を迎え、これからの歩みは更に地域に根付き、地域と共に歩む正に〝コミュニティ・チャーチ〟としての活動が必要となってきます。

・神様の恵みを共に分かち合いながら、これからも神の愛(福音)を伝える教会でありたいと考えています。是非、教会にお越しください、皆さまを心から歓迎いたします。